減少続くバス運転手…外国人留学生を運転手に?

主に札幌市の中心部と南区を結ぶ『じょうてつバス』です。

10年前に比べて、運転手は30人から40人ほど減ったといいます。

じょうてつ 川沿営業所 石黒寛章所長
「(運転手の)平均年齢も54歳くらいですから、6年もするともういなくなってしまう。再雇用で働いていただけるかっていうところになるが、減ることはあっても増えていくことはない」
「お客様にはご不便かけてますけども、減便で対応せざるを得ないという状況になっている」

ミャンマー人留学生、アウンさん(29)とフォンさん(24)。2人は将来の運転手候補として、じょうてつに採用されました。

「特定技能1号」の制度の対象に、バスなどの自動車運送業が追加されたことを踏まえ、札幌市は3月、じょうてつと北海道アルバイト情報社と連携。外国人留学生を運転手として採用することにしました。

札幌市はじょうてつを通して生活費の一部と、学費の半額、免許取得費用を補助します。

札幌市都市交通課 岡顕一 課長
「今回、思いきった形で外国人の留学生を招き、育成するということを今やらせていただいております。全国的にみても行政としてここまで外国人のバスドライバーの育成に携わるという例はあまりないと聞いている」