《違反相次ぐ禁漁エリア…取材カメラが人影を》
記者
「午前3時半です。敷生川の河口付近に2人の人影が見えます」
暗闇に浮かぶ2人の人影。距離が遠く、周囲に灯りがないため、釣りざおなどは確認できなかったが、深夜の禁止エリアで不審な動きだった。
翌日も未明から取材を続けるていると、夜明けまもない午前6時過ぎ、前日とは別の人物らしき人物が、敷生川の河口で、釣りざおを振っていた。
記者
「あそこは河川ですので、サケ・マスの釣りは禁止されています」

敷生川河口の禁止エリアで、釣りざおを構え、糸を垂らす姿。その人物から話を聞くため、記者が近づき、声をかけた。
記者
「ここって釣りしていいんですか?」
禁止エリアにいた男性
「ダメです。釣ろうとしてるわけじゃない。エサを作ってるので食いつくか試している」
道具を試す目的だったと、男性は主張した。ただ、禁止エリアと知りながら、なぜ立ち入ったのか。その問いかけに、答えはなかった。