北海道の釧路湿原周辺で進められているメガソーラーの造成工事をめぐり、鈴木知事は10日、事業者が複数の法令違反にあたる行為をしていたとして、行政指導には真摯に向き合ってほしいと述べました。
釧路湿原の近くで進むメガソーラーの造成工事をめぐっては、事業者は土壌汚染対策法に基づく着工前の届け出を行わないまま作業を始めていたほか、森林法や環境影響評価法でも、手続きの不備や違反が指摘されています。

鈴木知事は、10日の定例会見で「事業者は極めて重く受け止めていただいて、我々の行政指導に真摯に向き合っていただきたい」「法律に反して事業を進めるのは許容できない」として、厳正に対応してゆく考えを示しました。

また鈴木知事は、事業者の届け出については「性善説で成り立っているところがあった」として、事業者には法律を遵守させて、地域の理解を進めることが大事だという考えを改めて示しました。