突然の知らせと受け入れられない現実

事故当日、最初に警察からの連絡を受けたのは、友規さんの母親でした。

母親:警察が主人に連絡したのですが、仕事中で電話を取れなかったので、私の携帯電話に直接連絡が入った形でした。

「けがの程度はどのくらいでしょうか」とお聞きしたら、ちょっと間があいた後に「残念ながら亡くなりました」と言われ、非常にショックでした。とりあえず事故ということだったので、同乗者がいたのか、けがはなかったのか、相手がある事故だったのか、単独事故だったのかを確認しました。

相手がいますということだったので、今思えば腹立たしいですが、相手のけがの心配をしました。

当時の記憶がかなりまばらになっていて、はっきりしたことは覚えていないんですけれども、どこかのタイミングで居眠りもしくは飲酒と聞いた記憶はあるんですが、それが電話だったのか、直接会った時に聞いたのかははっきりしません。

父親:私は仕事で、携帯を仕事中持って歩いてなかったので、妻から直接、職場に連絡をもらいました。

母親:やはり現実味がありませんでした。突然亡くなったので。自分がドラマの中にいるような感覚で、ずっと他人事のような、ただ事務的な作業をこなすしかないので、自動車保険の会社に連絡をしたり、息子のバイト先に連絡したり。

まだ本人に会っていなかったので、「身元確認に来てください」と言われただけでは何も分からず、ただ「やることをやらなきゃ」という感じで過ごしました。

本人に会うまでの間に、インターネットのニュースで、間違いなく、私の車がひっくり返っているのを見て「本当に息子が事故に遭ったのかもしれない。でも、まだ本人に会ってないから、もしかしたら息子じゃないかもしれない」という思いで過ごしていました。

―――警察から連絡があったのは?
母親:主人の単身赴任先に行っていて、家の片付けをしている時に電話が入りました。札幌にいなかったので、身元確認に行くにも自分の車がなく、JRで向かったので、息子に会えたのは午後3時半くらいになってしまいました。最初の連絡は午前10時半くらいだったと思います。

父親:事故を知った時刻は、正確には覚えていませんが、妻に連絡が来てから1時間以内、おそらく午前11時頃だったと思います。