北海道に感染症を引き起こす「マダニ」は、何種類いるのでしょうか。

道立衛生研究所 伊東拓也研究員
「(マダニは)北海道で20種類くらい。『シュルツェマダニ』と『ヤマトマダニ』この2種類が気をつけないとといけない」

 この2つの「マダニ」は、過去に死者も出した「ダニ媒介性脳炎」を引き起こすウイルスを持つ「マダニ」として知られています。

一方「SFTSウイルス」を持つ可能性が高いとされる「タカサゴキララマダニ」や「キチマダニ」なども、西日本が中心だった生息域が、道内まで拡大していると指摘しています。

さらに…。

道立衛生研究所 伊東拓也研究員
「今回のSFTSは動物から人への感染例がある。実際に札幌周辺の犬に付着していることが多い。道南や札幌以南ではかなりたくさんマダニが採取されているので、こういうところにウイルスが入ってくると嫌だなと」