18日、旭川市で開かれた「マダニ感染症」を学ぶ、市民向けの講座です。
企画したのは、林業や木工の技術者を養成する道立の専修学校です。

道立衛生研究所 山口宏樹主査
「SFTSが北海道に初めて報告された。林業をターゲットにした、ハイリスクグループの方々に注意喚起」
「マダニ」は、草むらや笹やぶ、山の中に生息しているため、野外で仕事する人の関心は高まっています。
受講者
「林業で働くうえでマダニのことは知っておかないと命に関わる」
「草むら入ってズボン見るとトコトコ上に上ってきたり。身近も身近で危険だと思った生物」
長谷和幸(はせ・かずゆき)さんは、キノコの採取歴50年です。
山歩きのプロ 長谷和幸さん
「これ、キサマツモドキというキノコ」
山歩きのプロも「マダニ」には、細心の注意を払っています。

山歩きのプロ 長谷和幸さん
「虫除けスプレーをして、首回りにタオルをきちんと巻く。長靴を履き、肌を出さない」
「マダ二」は、笹や木の葉に潜んでいるため、山に入るときは肌の露出を避ける服装で、帽子や軍手も必携です。
こちらは2024年夏、長谷さんのキノコ狩りに同行したときの様子です。

少しササやぶを歩いただけで、肩や腕に、たくさんのマダニが付着しましたが、先週の取材では…。
山歩きのプロ 長谷和幸さん
「ダニっぽいな」「これはちょっと違うかな」
「マダニ」はいませんでしたが、油断は禁物です。
道立衛生研究所 伊東拓也研究員
「(ダニは)草むらで動物が来るのを待っている。秋遅く紅葉が終わるくらいまでは少しはいるので注意していただきたい」