日本大学(鉄道工学) 綱島均特任教授
「それまでは正常に信号保安システムは動作しているので、ということは、この貨物列車によって、急激に(レールの)破壊が進展したと考えられる。そこのレールが物理的になくなることで、脱線がそこから始まった。例としてはそれほどないような事故」

鉄道工学が専門で、日本大学の綱島特任教授は、レールが破断した原因について、レールの“腐食”の可能性を指摘します。

日本大学(鉄道工学) 綱島均特任教授
「相当、腐食が進んでいたのではないか。この現場の踏切というのは、レールの底面が見えない状況。目視ではたぶん腐食を判断することは不可能だったのではないか。踏切で、しかも、水がたまりやすい環境があったのではないかと思う。腐食しやすい環境が特別この踏切で発生していたと。腐食が起こりやすい場所のレールの保守管理をどうやってきたのかが問題になる」