函館名物といえば、「イカ」。
しかし、ここ10年近く、不漁が続いています。

一方で、漁獲量が急増し、新たな名物に名乗りを上げる魚が!
それが「マイワシ」。

価格の安い大衆魚ですが、これに付加価値をつけ、新名物づくりに挑戦する人たちを追いました。

今、函館周辺の海で、水揚げが増えているマイワシ。
函館を含む渡島では、2019年に2800トンだった漁獲量は、速報値で去年、8倍近い2万2000トンにまで増加しました。
しかし、漁師にとって喜ばしいことではありません。

漁師の熊木祥哲さんは「実際、大森の漁師とかは売れないから海にリリースしています。」
「買う人がセリで手をあげてくれないから、もうがく然とするというか…」
と明かします。
突然、大量に網にかかることが多い一方で、傷みが早いイワシ。
売れずに、仕方なく廃棄処分することもあったと言います。

そんな漁師泣かせの「イワシ」で町おこしをしようと、料理人や水産加工会社などが立ち上がりました。