こうした「墓じまい」のニーズが高まる中、遺骨の引っ越し先となるお墓も、合葬墓や樹木葬、散骨など、多様化しています。

さらに、こんな供養のスタイルも…。
誠心堂店舗 運営課札幌地区 須藤伸敏 エリアマネージャー
「こちらは、本当の墓の石を使った墓石になっております」
札幌市の仏壇・仏具店『誠心堂』が去年から販売している「わがやのおはか」です。
小さな墓石の中に骨壺があり、遺骨を納めることができます。
家の中にあるお墓として、毎日お参りできるのが特徴です。
誠心堂店舗 運営課札幌地区 須藤伸敏 エリアマネージャー
「お骨を身近に少量でも残して自由な形で供養したいという。お客様の多様化するニーズに応える、思いを形にするために、墓じまいのあとの供養の場所として販売するようになりました」
仏壇を処分する人も増える一方で,遺骨を身近においておく『手元供養』の商品が増えていると言います。その理由は…。

誠心堂店舗 運営課札幌地区 須藤伸敏 エリアマネージャー
「息子娘たちには仏壇を引き継がせないという声はかなり多いと思う。お墓も持っていないけど遺骨は少量持っていたいとなると、こういう『わがやのおはか』みたいな形に供養のしかたは多様化というか変化はしている」