北海道内有数の米の産地、妹背牛町で「ゆめぴりか」や「えみまる」を栽培する米農家、熊谷俊(くまがい・しゅん)さんの田んぼです。
去年の猛暑の影響は、どのくらいあったのでしょうか。

米農家 熊谷俊さん
「去年の秋に収穫したとき、うちは(影響が)そんなになかったが、(周囲で)被害があったというのは聞いた。収量も、去年は少し少なめだった気がする」
一方で、あと2週間ほどで収穫がはじまる今年の新米の生育状況は?
米農家 熊谷俊さん
「今年は見ていてすごくいい感じ。平年作も見込めるし、それ以上もありえるかという感じ。台風とかの影響があって、稲が倒れなければ、順調にいけばいっぱい取れる」
収穫には期待が持てると話す一方で、価格については複雑な思いがあると話します。
米農家 熊谷俊さん
「肥料とかの高騰、資材も全部そうですが、経費的にも非常に苦しい状況。なるべくは高くしたいが、高くなった分需要が減るというか、消費者が買ってくれないという状況。そうなってほしくない」
日本米穀商連合会によりますと、「米の高騰は10月ごろまでで、年内には落ち着く。ただし、去年よりは、価格は高い状態がしばらく続く」ということです。