亀田和利院長
「特に小学生・中学生とか手の小さい方とか女性に多いような印象です。子どもは成長期なので、手の指が大きくなるにつれて、ちょっと負担がかかっていて曲がりやすい可能性がある」
気づかないうちになってしまうこともある「スマホ指」。
さらに、悪化すると、「変形性指関節症」になる可能性があるといいます。
亀田和利院長
「変形性指関節症というのは、指の関節に負担がかかって、軟骨がすり減って骨と骨のクッションが痛むことによって、指が曲がりにくいっていう症状が出やすい。スマホ指が軽症の場合は、たぶん戻ります。何年間もかかって指が変形した場合は、戻らない可能性もある」
スマホを使うときは、小指に負担がかからないようにすることが大事だと、亀田院長は話します。
亀田和利院長
「片手で持つときは小指に引っかけずに、手のひら全体で持つ、両手で持ってみる。あるいはスマホリングなどの補助器具を使いながら見るとよい」
そして、注意が必要なのは、「指」だけではありません。
スマホ首。

大竹彩加
「スマホ首ってなんなんでしょうか?」
札幌円山整形外科クリニック 小熊大士院長
「今この現代社会の中において、スマートフォンを見る機会が非常に増えている。それによって、下を向いてスマートフォンを見るケースが多くなる。そういった日常生活の姿勢の影響で、やはり『ストレートネック』が発生している」

通常、首はS字にカーブを描いていますが、「スマホ首」、いわゆる「ストレートネック」は、骨がまっすぐになっています。
この状態になると、肩こりや頭痛などが発生し、悪化すると、椎間板ヘルニアを引き起こすことも。
また、長期間続くと、不眠を引き起こし、うつ病の原因になることもあると言います。
小熊大士院長
「当院に来院される患者さんのけい椎の写真を見てみると、非常に増えている印象がある」
大竹彩加
「治せるのでしょうか?」
小熊大士院長
「運動・ストレッチ・姿勢を意識することで改善できる可能性は非常にあると思う」
そこで、「スマホ首」に効果的なストレッチを理学療法士の方に伺いました!
札幌市円山 理学療法士 小林実晃さん
「『S字のストレッチ』といって、右手を頭のほうに、左手を背中のほうに回していきます。左足を前側にちょっとクロスして、上半身を左側にぐっと伸ばす」
大竹彩加
「おー伸びてます!気持ちいい!」

こちらは、片側で20~30秒ずつやると、効果があるということです。