
46歳の友人にも「49歳の被告に巻き込まれたとも言えるが、積極性があり、実刑も視野に入るべきと判断」として、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
その後、殺人未遂の罪に問われた野澤被告の裁判員裁判が13日午前、札幌地裁で始まり、野澤被告は起訴内容を認めました。
そして、性的関係については「秘密にする。地獄の底まで持っていくからと、何度も言われ、関係を持ってしまった。許されないことだとわかっていたが、自分自身にも弱みがあった。秘密にするならいいだろうと。いずれにしても、私が悪いんです。非常に悪いこと、浅はか、軽率だったと思います」と悔いました。

さらに、事件発生時の心境について、性的関係解消後も「父親のような状態」だったのに、現金300万円を恐喝された後も「前回は慰謝料、ジャニーズの問題もあり、今回は病院代」などとくり返されて「もの凄い不安と絶望。1回払ってしまうと、何回も請求されるんだ。殺さないとダメだ。妻や子ども、孫にも危害が加わると思い、とっさにつかんだのが千枚通しだった」と振り返りました。
これに対し検察は「2人に抵抗されても刺し続けていて(傷は6か所と13か所)強固な殺意があった。被害者は元加害者であり、落ち度は否定できないが、警察に相談することなく、殺害しようとした動機は、短絡的で非難されるべきであり、原因は自ら招いたものである」と懲役6年を求刑。