
さらに、検察からの質問に対しては、下記のように答えました。
Q.(50万円の)被害弁償金以外に手紙とかでの謝罪の申し入れはあった?
「直接の手紙、謝罪文はありません」 ※被害者は受け取りを拒否
Q.弁護人に見せた手紙を、遺族に見せたい申し入れはしなかった?
「私は、しておりません」
Q.本当に謝罪の気持ちあるなら、まず謝罪での気持ちは表すのでは?
「そのとおりだと思います。言い訳かもしれませんが、刑事事件は初めてで、謝罪金というのも、常識がない人間かもしれませんが、直接、手紙を出せることも知りませんでした。申し訳ありません」
このように、1審では一言もなかった謝罪の言葉を川口被告がくり返し、控訴審は即日結審しました。判決は、5月28日に言い渡されます。
これまで検察と被害者側、被告と弁護側の主張、説明する事実関係は下記のようになっています。
■きっかけとなった小学生の娘の“いたずら”
<検察>
・Aさんの長女(当時11歳)は友人と下校中、被告宅前で玩具の銃の弾=BB弾を拾う
・直径わずか5~6ミリのプラスチック製
・カーポート奥の玄関前に投げつける
・被告はカーポートに設置した防犯カメラの映像を自室で見て、外に出る
・「おまえら、何やってるんだ」と2人を怒鳴りつける
・友人のカバンを蹴り、中の水筒を凹ませる
・2人に住所と名前をノートに書かせる
<上記以外の長女の証言>
・何度も「ごめんなさい、すみません」と謝った
・算数のノートをちぎられ、名前、電話番号、学校名、担任名まで書かされた
・ママに話すと、謝りに行くことになった