小山さんはアイヌに対する様々な差別を体験して育ちました。

小山妙子さん(84)
「哀れだった。哀れだった。考えがね、教育を受けていないしょ?それで子守に出されたり労働力として使われていた。差別みたいなものなんてもんじゃないんだよ」

 ウポポイの開業や漫画ゴールデンカムイのヒットなどで近年、アイヌ文化への関心が飛躍的に高まっています。

 旭川市に1916年に開業した日本最古のアイヌ資料館があります。


 川村カ子ト アイヌ記念館。3月末、この日は平日にも関わらず、北海道内外から多くの客が訪れていました。

 この記念館の三代目館長の妻で、現在は副館長を務めている川村久恵(かわむら・ひさえ)さん。

 アイヌ文化への関心の高まりを歓迎する一方で、違和感を覚えることもあると言います。