時をさかのぼると、カラオケが娯楽の主役で、コミュニケーションの中心にあった、カラオケ熱狂時代もありました。タクシーの車内にカラオケセットを搭載
たとえば昭和の時代には、乗客が自慢ののどを披露する“カラオケタクシー”が、札幌のマチを走っていました。
平成になると、市電を貸し切ってカラオケ大会で盛り上がる様子も…。
ほかにも、ペット同伴で熱唱できるサービスもあれば、おひとり様専用の“ひとりカラオケ”などなど―。 お一人さま専用「ひとりカラオケルーム」
時代時代で進化をとげてきたカラオケですが、令和のいま、果たして、どんな新スタイルが生まれているのかというと…。
■地上78メートルからの絶景を楽しめる「カラオケ観覧車」が登場!
観覧車のゴンドラに乗って、札幌の街並みを眺めながら、気持ちよくカラオケを楽しめる新サービスが今年3月にスタートしました。
7階建てビルの屋上に直径45.5メートルの観覧車がそびえ立つ、札幌ススキノ近くにある複合商業施設「ノルベサ」。
開業18年を迎える今年、施設のシンボルでもある観覧車の集客を図ろうと、北海道初となる“カラオケ観覧車”を始めました。
ノルベサ運営事務所 小野哲哉さん
「(観覧車が)できた当時“乗りました”というお客さんは、たくさんいますが、改めて観覧車に乗っていただく機会を作ってもらいたい…という考えから出た企画の一つが“カラオケ観覧車”」
もっとも高い位置に到達すると地上78メートルの観覧車。32台あるゴンドラのうち、カラオケ搭載は1台のみです。
定員は2人。2周1セットで約20分“歌いたい放題”の料金は1人1600円。札幌の大パノラマを楽しみながら思い存分、カラオケを熱唱できる新サービスです。
金曜・土曜、そして祝日前日は、深夜1時まで営業しています。札幌の夜景を眺めながらロマンチックな“カラオケデート”もありかもー。“カラオケ観覧車”を楽しんだ親子に話を尋ねてみると…。
母 星愛美さん
「ススキノの様子も見えるし、テレビ塔とか景色もよかったので気分がいい」
娘 柚妃さん(小5)
「上から(カラオケを)歌いながら下がったりしておもしろかった」