■「若者のカラオケ離れの理由」
①《最近の歌は難しすぎる》
➡ラップやK‐POPなど好きだけど歌えない曲が多い。
②《歌の好みがバラバラ》
➡サブスクでいろいろなジャンルの音楽が聴けるので好みがバラバラ。
➡みんなで盛り上がる曲を選びにくい。
③《歌っている姿をスマホで撮られたくない》
➡SNSでアップされるのが嫌。
■超大型カラオケルームや癒し系ルーム…没入感あふれるスタジオ型も登場
こうした若者の“カラオケ離れ”に歯止めをかけることはもちろん、より幅広い世代を取り込むための、新サービスが人気回復のカギとなっています。
全国カラオケ事業者協会の片岡史朗専務理事は『顧客のニーズ・時代に合わせた多種多様なカラオケサービスが今後より増えてくる』としています。
新しい顧客ニーズを意識した取り組みを札幌のカラオケ店が始めています。
“公園”をコンセプトにした大型カラオケルームを新設した、札幌市東区の「カラオケグランプリ イースト店」。2年前、従来のカラオケルームに比べると、かない広いスペースの『パークルーム』を作りました。
カラオケを楽しみたいママたちから「子どもたちが、ノビノビと遊べるキッズルームを作ってほしい」という要望に応える形で『パークルーム』を新設しました。子どもたちを遊ばせながら“ママ友カラオケ”を楽しめる【パークルーム】
大型カラオケルームの『パークルーム』は、その名の通り、公園に設置されている「すべり台」をはじめ、「フォトスポット」などが揃っています。こうした新スタイルを取り入れたことで、子育て中のママたちが集まり、カラオケを楽しむ場として定着。週末は予約で埋まってしまう日も増えているとのことです。
ほかにも、この店舗では、より“コンセプト”を明確にしたカラオケルームを新設して、人気となっています。
▽【癒し系「花いっぱいのカラオケルーム」】
➡室内に季節感あふれる花を集め、癒されながら熱唱を楽しめる。花に囲まれて歌う“癒し系カラオケルーム”も登場
▽【スタジオ型ルーム】
➡YouTubeなどのSNSでもお馴染みボーカリスト気分を体感できる。ボーカリスト気分を堪能できるマイクも完備
人気回復をかけた“令和のカラオケ新サービス”は、今後どんな進化を見せてくれるのでしょうか。