このあと、小田桐被告も被告人質問で「性被害を打ち明けられ、助けたかった。先生にわかって欲しかった。恐喝になるとは思わなかった」などと説明。

左が小田桐被告、右が五十嵐被告

 こうして迎えた16日午前の判決公判で、札幌地裁室蘭支部は五十嵐被告に「過去の性的関係を利用し、300万円脅し取るのは高額で、1時間半にも渡って脅迫、その2年後、また行ったことは、執拗で悪質」と指摘した一方で「野澤被告の昔の行為がこの事件を招いたのは否定できない」とし、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決。

懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を受けた小田桐被告

 小田桐被告にも「五十嵐被告に巻き込まれたとも言えるが、積極性があり、実刑も視野に入るべきと判断」とし、懲役2年、執行猶予4年の有罪判決をそれぞれ言い渡しました。

2人を千枚通しで刺し、殺人未遂の罪で起訴された野澤被告の公判は未定

 一方、殺人未遂の罪で起訴されている野澤被告の公判は、未定となっています。