「危険です」大きな警告音が…
(来栖川電算 山口陽平取締役)
「(センサーで)撮影すると3次元に。3次元的なAIで物体や人物を検出するのは、最近できてきた技術」


名古屋工業大学発のベンチャー企業が開発したAIを搭載したセンサーが、エスカレーター上の人の動きを検知します。歩く人がいると…。
(アナウンス)
「(警報音)条例違反です。エスカレーターは立ち止まってご利用ください」
スピーカーで注意喚起する仕組みです。右側があいている場合は。
(アナウンス)
「片側があいています。2列で立ち止まってご利用ください」

(名古屋市消費生活課 渡邉弥里さん)
「かなり(エスカレーターで)歩く人は減ってきたが、他の自治体では、条例ができて1年後に元に戻ってしまったケースも。AIや先進技術を活用して(人手を)省力化しながら効果を上げていければ」


注意喚起とはいえ、かなりインパクトが強いこの音声については。
(名古屋市消費生活課 渡邉弥里さん)
「いまは音も大きいし、文言も強いが(今後)小さくても効果があれば、音声を下げても…」

名古屋市は2月いっぱい伏見駅で実証実験を行い、今後、場所を広げるかどうか検討するということです。