キャッシュレス対応機も!変わり種カプセルトイを開発する「funbox」

愛知県刈谷市にある企業「funbox」では、納豆や昭和レトロな三角牛乳、電灯スイッチのカプセルトイなど、変わり種のオリジナル商品を作っています。工場ではひと月に約30万個の商品がカプセルに詰められています。

巨大な倉庫には、4000台の機械がズラリと並び、中には現金を持たない人に対応した“QR決済専用機”もありました。キャッシュレス化が進んでも、絶対になくせないのが「ガチャガチャ」と回すハンドル。

(funbox企画デザイン部・高原奈々子リーダー)
「このハンドルですね。子どもたちに何が出てくるのかなという、ワクワクが詰まっている所だと思います」

「ガチャっ」というハンドルを回す時の感触と音だけは、昔も今も変わっていません。取材日には、月に2回の開発会議が行われていました。2024年1月発売予定の新作は、1990年代に流行った懐かしのグッズをスケルトンで再現した玩具です。

試作段階では、透明なアクリル板を特殊なプリンターにセットし、印刷を繰り返していました。2種類の板を貼り合わせると、リアルに見える懐かしのカセットテープの出来上がりです。

(funbox・清田勇人執行役員)
「表面だけ(の印刷)では平たく見えるので、裏側も印刷することで立体的に見えるような工夫を施しています」

社内のスタッフからも「懐かしい…」の声があがりました。1個200円なので動かすことはできませんが、細かい工夫でリアルに見せています。次々に新たなアイデアで進化を続けるカプセルトイ。ガチャっと回せば、そこにはいつもワクワクと笑顔が生まれています。

CBCテレビ「チャント!」1月9日放送より