トイレ掃除のおかげで快走!?
そんな太田選手は、大きなレースの前に必ずすることがあります。それは…。
(トヨタ自動車 太田智樹選手)
「身の回りの整理整頓とかですかね」
部屋の掃除など身の回りをきれいにして、スタートラインに立つんです。日本選手権の前は。
(トヨタ自動車 太田智樹選手)
「この間日本選手権前はトイレ掃除をしました。…そうですね、落ち着きますね。何か」

身の回りをしっかり掃除して、高ぶる気持ちを落ち着かせてスタートラインに立つ。これが太田選手の必勝法です。
そして、トイレ掃除をして迎えた12月の日本選手権男子10000メートル。掃除のおかげもあって快走を見せました。
ハイペースとなったレースで、太田選手は先頭集団にしっかりついていきます。
ラスト8000m過ぎから、レースは大きく動きました。太田選手も粘りを見せましたが、トップのスピードに合わせられず、優勝は逃しましたが、タイムは27分12秒53で2位。必勝法が効いたのか、自己ベストを更新し、パリオリンピックへ一歩前進。ここからさらにギアを上げていきます。
(トヨタ自動車 太田智樹選手)
「ここに来て、ちょっとずつ(五輪の)イメージができてきたというか、スタートラインに立つだけだったら、可能性はあるかなと思ってます」
そしてもう1人の注目選手が、今年トヨタ自動車に入社した田澤廉選手(23)。10000メートルの日本人学生記録保持者です。
トヨタに入社後も、練習は主に母校の駒澤大学で行い、世界で戦うための、その走りに磨きをかけています。