駐日パレスチナ大使 日本への期待は「停戦に向けたプレッシャー」
【CBCテレビ 名古屋・中区 12月15日】
こうした中で、この問題について知ってほしいと、私たちの取材に応じたのが、
駐日パレスチナ常駐総代表部大使の、ワリード・アリ・シアムさん。


地上波のインタビューに応じるのは、戦争が始まって以降「初めて」です。

(駐日パレスチナ常駐総代表部大使 ワリード・アリ・シアムさん)
「ガザは名古屋市と同じ大きさで、人口もほぼ同じ。想像してください。名古屋市の60%が完全に破壊されることを。190万人の名古屋市民がどこかに連れていかれることを。それがガザで起きている事です。ガザは世界で最も人道的にひどいことが起きている地域です」




大使は、10月7日以降の戦争のことだけを伝えるメディアにも問題があると話します。

(駐日パレスチナ常駐総代表部大使 ワリード・アリ・シアムさん)
「残念ながらメディアは、10月7日以降の話を取り上げています。実際には50年以上にわたるパレスチナのイスラエルに対する抵抗の歴史があります。パレスチナが攻撃すると、イスラエルも攻撃、その繰り返し。パレスチナ人はこの75年間、イスラエル軍による占領下にある。(今回の紛争を)解決するためにも、イスラエルは占領統治をやめるべきです」




(大石アンカーマン)
「日本には、どういう役割を期待しますか?」

(駐日パレスチナ常駐総代表部大使 ワリード・アリ・シアムさん)
「日本はもっと積極的になるべきだと考えます。前へ前へ、他の国連加盟国に、停戦に向けたプレッシャーをかけてほしい。日本は国連の決議や国際法を尊重しているからです」











