一方、イスラエル人は…「平和的なガザの返還を考えている人もいたが」
一方、イスラエル人はどう考えているのか。
以前、コロナ禍のワクチン接種について取材した、名古屋在住のダニエルさんはこう話します。

(大石アンカーマン)
「率直にイスラエルの人としてどう見ていますか?」
(名古屋在住のイスラエル人 シャハー・ダニエルさん)
「ハマスの10月7日のイスラエルへの攻撃で戦争が始まった。イスラエル人として、関係ない人が(犠牲になる)ということは望んでいない」

長く対立が続く中、共存の考えも高まりつつありましたが、10月7日に戦争が始まってからは、イスラエル人の考え方が大きく変わりつつあるといいます。

(名古屋在住のイスラエル人 シャハー・ダニエルさん)
「10月7日までは、イスラエルは平和が欲しかった。イスラエルの中でも半分ぐらいの人は、平和的にガザを返還しようと考えている人もいた。(10月以来)そう考える人が減ったと思う」


(名古屋在住のイスラエル人 シャハー・ダニエルさん)
「100まで振り切ったものは0には戻れないから、最後まで(侵攻を)やりきらないとって、今イスラエルの人ならそう思うからね」


100年以上、この地を巡って続いてきた、パレスチナとイスラエルの争い。
その溝は深まっています。


イスラエルのネタニヤフ首相は、12月13日、国連の即時停戦を求める決議に反発。
「国際的な圧力には屈しない」と、ハマスの殲滅を掲げ、戦争継続を明言しています。












