ことし、将棋界最強の地位に立った藤井聡太八冠(21)ですが、子どもの頃に憧れていた棋士は、谷川浩司十七世名人です。
将棋界の「レジェンド」は、藤井八冠のことをどう見ているのでしょうか。


(大石邦彦アンカーマン)
「藤井八冠に塗り替えられるまで“史上最年少名人”の記録をもっていた、谷川浩司十七世名人に藤井八冠の強さの秘密をお聞きします」
ことし前人未踏の偉業を達成した藤井聡太八冠…かつて憧れていると語ったのが、谷川浩司 十七世名人です。

対局終盤に一気に相手を攻める「光速の寄せ」に、藤井八冠は幼少期から憧れていたとのこと。
将棋界の一時代を築いたレジェンドは、ここまでの藤井八冠の活躍をどう見ているのでしょうか?

(大石邦彦アンカーマン)
「藤井聡太八冠の強さは、どこにあるのか?」
(谷川 十七世名人)
「そういうこと(八冠達成)はあるかなとは思っていたが。あと2、3年くらい、23、24歳になって全冠はあるかなと思っていた。八冠達成に関しても予想を上回っていた」

そして、藤井八冠を強くしているのは「周りだ」と言います。
(谷川 十七世名人)
「(対局者が)対藤井戦に、練りに練った作戦を持って臨む。そのことが、藤井さんのモチベーションを高める」
そして今、将棋界を大きく変えたのがAIの存在です。若手棋士らは、AIを使って研究するのが当たり前になっています。