他人の検便が会社に届く 男性「確認が甘いとしか言いようがない」

71歳の女性は耳が不自由で、手話通訳者を介して「健康診断の内容」や「自分の希望」を病院側に伝えていましたが、やり取りする中で行き違いが起きてしまったのだということです。

病院の担当者は取材に対して、「逆に、検査をするとおっしゃる方で検査をしない方もいらっしゃって、検査キットの配布については気をもむケースが時折あります」と話していました。

今回のような検便キットの場合、病院が検体を受け取った2~3日後には分析にかけるということですが、女性の検体は正しく分析できない日数を経て、男性の会社に届いていました。病院は今後、女性にも事情説明した上で謝罪し、あらためて検査を希望するかどうか確認する方針だということです。

他人の検便が届いた男性は、「確認が甘いとしか言いようがありませんが、誰にとっても大事な検体ですので、医療関係者の皆さんは気をひきしめていただければ。もしも検体に重大な病のシグナルが含まれていたとしたら、命にもかかわるよねと社員たちと言っていたんです」と話していました。

何事もコミュニケーションは大事…確認は非常に大事という出来事でした。