
世界遺産「鬼ヶ城」から上がった一発の花火、2度の延期に見舞われた「熊野大花火大会」がスタートしました。

「熊野大花火大会復活記念花火~復活の打上花火~」ど題されたオープニングの花火には4年分の思いが込められていました。

続いては「追善の花園」、熊野の花火は亡くなった人を供養するために打ち上げたのが起源とされています。

そして大会の目玉といえるのが海の上で花火が花開く「海上自爆」です。

(花火写真家 金武武さん)
「花火って半円形で作ったものを使っているわけではないので、本当は水面の下にも花火が開いているはずなんです。半分は見えない、ぜいたくな花火になっている」
「三尺玉海上自爆」は海に浮かぶ三尺玉にボートで近づいて、直接火を付けるんですが、風と波の影響を受けて点火作業が進まないという場面も。

見物客から手拍子が沸き起こる中、会場に「ただいま点火しました」とのアナウンスが流れたのに続いてカウントダウンが始まり…、直径600メートルの巨大な花火が。

クライマックスは「鬼ヶ城大仕掛け・厳頭のとどろき」が披露され、2時間で1万発が打ち上げられた熊野大花火大会のプログラムは終了となりました。

プログラムは終了しましたが、会場では来ていた皆さんが持っていたハンドライトを一斉に振る姿が。
これは花火師さんへの感謝のメッセージなんです。

すると、お返しの一発の花火が打ち上げられ、4年ぶりの熊野大花火は幕を下ろしました。










