岐阜県岐南町の町長が複数の女性職員にセクハラを繰り返していたとされる問題で、22日に議会は町長に対する辞職勧告決議案を可決しました。
一方、町長は辞職しない意向です。


岐南町の小島英雄町長は、2023年5月に週刊文春の電子版で、複数の女性職員にセクハラ行為を繰り返していた疑惑を報じられました。


記事で指摘されたのは、複数の女性職員に対して「下半身を触る」「頭をなでる」「手を触る」それに「胸元をのぞき込む」といったセクハラ疑惑。

この事実関係については…。

(岐阜・岐南町 小島英雄町長)
「下半身を触ったこと、体に触れたことはありません。頭は(なでたことは)あります。手と指もあるが、それ以外は触ったことはない。下着は、あまりにも透けていたので『それはおかしい』と指摘した」

小島町長は一部の行為を認めましたが、その意図については…。

(岐阜・岐南町 小島英雄町長)
「セクハラは一切、そういう認識はなかった。私は70歳を超えている。頭をなでるということは、よく頑張っていると示す。嫌と言ってくれれば、やらなかった」

性的な意図はなく、激励の意味で頭をなでたりしたと説明。「嫌と言われればやめていた」と釈明しました。

町は740万円を計上し、セクハラ疑惑を調査する第三者委員会を設置。9月に1回目の会合を予定しています。


こうした中、22日に開かれた岐南町議会で、町長に対する辞職勧告決議案が提出されました。