強さの秘密を探るべく向かったのは、藤井六冠がプロ棋士としての第一歩を踏み出した、名古屋市の「杉本昌隆将棋研究室」。

(大石)
さあ、こちらが将棋研究室になります…、ここです!
(将棋マダム)
わ~すごい。お邪魔します。ドキドキしちゃって…。
(大石)
もっとドキドキしていただきましょう、先生。
(杉本昌隆八段)
マダムとお会いするのは、お久しぶりでございます。

迎えてくれたのは、藤井六冠の育ての親、杉本昌隆八段。

(杉本師匠)
見届け人をやっていただいて、控室で御一緒させていただいた。

実は将棋マダム、「か茂免」で行われた叡王戦で、既に杉本師匠と対面を果たしていたんです。

将棋界では、ちょっとした有名人の将棋マダムとさっそく中を見学。

(大石)
ちなみに(藤井六冠が)子どもの頃は、どこによく座っていましたか?
(杉本師匠)
初めの頃はやはり、下座のここに…。
(大石)
どうします…、座ります?
(将棋マダム)
失礼します。いやぁ、すごい。同じ空間にいられるだけでドキドキしちゃいます。

念願の「聖地」にマダムのテンションは爆上がり。
この部屋は、藤井六冠が小学5年生の頃から練習をしていた場所。幼少期の性格を聞いてみると…。

(杉本師匠)
いつも楽しそうでしたよね。みんなと勉強会だから苦しい時もあるはずだけど。あまり、そういう顔は見せたことがない。

小さい頃から楽しんで将棋を指していたという藤井六冠。なんと今でも初心を忘れないよう、月に一度はこの場所で練習をしているんだそう。

(将棋マダム)
練習将棋とかは今でもされる?
(杉本師匠)
今は、ほとんどないですね。
私とやるくらいだったら、他の弟子とやってほしいから。(私は)将棋に加わるというよりは、どっちかというと…。お弁当の注文を聞いていたり、駒を磨いたり、家の掃除をしたり。

そして、マダムが何より興奮したのは…