(大石)
250万円…マダム、あなたは何者ですか?
(将棋マダム)
えっと…、主婦。専業主婦。
(大石)
そうなんですか。
(将棋マダム)
将棋の世界を間近で見られるチャンスっていうのは、ほとんどないので。ぜひ見てみたいと思って応募しました。

250万円と料金も超プレミアムですが、見届け人の倍率も約30倍と激戦。
幸運をつかみ取り、念願の見届け人になったんです。
その時の「叡王戦」の会場が、2人が訪れた名古屋の老舗料亭「か茂免(かもめ)」なんです。

(将棋マダム)
(入口横の)木の前に(私が)立って、車がすぐ近くまで来られて。いつものリュックを背負った藤井先生が歩いて行かれた。

(大石)
目の前を?
(将棋マダム)
目の前を!
(大石)
その時に声はかけなかったんですか?
(将棋マダム)
もうドキドキしちゃって、初めてお会いしたので。声なんてかけられなかったです。
(大石)
急にリアクションが「乙女」になりましたね。

そんな将棋マダムと、史上最年少七冠をかけて名人戦第5局に臨む藤井六冠の強さの秘密を探ります。
その上で欠かせないのが…。

(大石)
杉本師匠の将棋教室、なかなか一般の方は行けませんからね。
(将棋マダム)
AIの研究をしているパソコンを見てみたいです。杉本先生の家のパソコンが、藤井先生が昔使っていたパソコンの「お下がり」だと聞いたことがあって。昔、藤井先生が触っていたパソコンだったら、すごく嬉しいですね。
(大石)
藤井さんの強さを探るために、我々、アポイントを取っていますんで。一緒に探求しに行きましょう。