視聴者の身近なギモンや地域の困りごとを徹底調査する「チャント!調査隊」。
今回はこちら。民家の玄関先に貼られた手形。思わず二度見してしまうような光景です。三重県尾鷲市に伝わるナゾの風習を調査しました。

窓に貼られたたくさんの黒い手。「これ」は一体何なのでしょうか…?

(名古屋城の観光客)
「手形…お相撲さんの手形?」「え…なに?手形…お化け屋敷?」
「なんかちょっと不気味」「ちょっと怖いです…」


この不思議な光景があるのは、人口わずか179人の尾鷲市須賀利町。

民家の玄関を覗いてみると…大量の手形が。ココにも、ココにも。

Q.町中に貼っているが?
(地元の人)
「昔からのしきたり」「来た人はみんなびっくりする」

この手形はいったい何なのでしょうか?

(地元の人)
「みんな生きている人(の手形)。亡くなった人は外させてもらう」
「88歳のマスカケイワイ」

ここ、須賀利町では88歳の米寿の祝いの席で取った手形を赤飯とともに親せきや近所などに配り、生きている間、家の玄関に飾る「マスカケイワイ」と言われる風習があるのです。

一体いつから、なぜ始まった風習なのでしょうか?