「らしさ」とは?知らないうちに誰かを傷つけているかも
男の子らしさ。女の子らしさ。この『らしさ』という言葉を私たちがニュース原稿の中で書くこともない。
世代間で『らしさ』を使うことに抵抗感の度合の違いはあるだろうが、悪気なく人を傷つけたり、傷ついている人がいるということがあるんだろうなと想像できる。
特にジェンダーの観点で再度、自分自身はどうなのか?今回の記者の取材を受けて襟を正す次第。当たり前だが、人は『個』としてどうあるかが大事なこと。男だから、女だからはまた別のこと。
筆者は、男尊女卑の風土で育った親世代の影響を子ども時代に受けた。出身は鹿児島市。
『男の子は強くなくてはならない。』『女の子に負けてはならない。』そう大人たちは言っていた。恩師もそう言っていた記憶がある。子ども時代はそれに疑問を感じることもなかった。
今回、30代の記者の取材に触れ、改めて教えられた。
CBCテレビ 大園康志