神経に微弱な電流を流し痛み緩和

こうした中、2年前に医師の勧めもあって、あの機械を埋め込む手術を受けました。

(岩井智史さん)
「夜中に目が覚めるひじの痛みが、ここ1か月くらい起こっていない。そこが一番良くなったところ」

(名古屋大学医学部付属病院 麻酔科 担当医)
「良くなってきているから、改善傾向が続いているので穏やかな経過になってきているが、最初に比べれば良くなっているので良いのでは」

「脊髄刺激療法」というこの治療は、神経に微弱な電流を流すことで異常な痛みの信号が伝わらないようにするもので、腰の下に左右一つずつ埋め込んであるのは10年ほどもつバッテリーと電流を発生させる装置。そこから脊髄の表面近くに電線が延びています。

(名古屋大学医学部付属病院 麻酔科 担当医)
「痛いところを さすると痛みが和らぐ。“さする神経”と“痛みを伝える神経”は別。別の神経(さする神経)を直接脊髄で刺激することによって、痛みの伝わりを軽減する。『痛いの痛いの飛んでいけ』を科学的に行っている。岩井さんの場合は、とてもこの治療の効果があった例」