ショート動画を見ている子どもの顔は“楽しそう”?
(柳沢)
子どもがショート動画を見続けていて、スマートフォンを取り上げて、子どもが泣く、この対処が合っているか間違っているかというところですか。
(松本さん)
まず一つ大事なことは、ショート動画を見て本当に楽しそうに見ているかどうか、お子さんの顔をちょっと観察してほしいんですよ。なんかつらそうとか苦しそうにショート動画を見ていたとしたならば、深刻な何かがあるのかもしれないと思ってください。そしてその上で、そのショート動画を見続けることへの懸念を、落ち着いた声で言ってほしいんですね。

もちろんルール設定は必要になってきます。 そのルールに関しても、ショート動画を見ていることによって「宿題できなくなっているよね」とか「結構夜寝るの遅くなっているんじゃない」「ショート動画の時間決めない?」というふうにして、本人に提案させて、話し合って決めるというプロセスが大事であって、大人が強制的に取り上げて一方的に言うのは、ほとんど効果がないですね。隠れて使うようになるだけです。
(柳沢)
保護者の規制では治らないということですか。
(松本さん)
自分の生活をコントロールできるようになることは必要なんですけれども、「自分はコントロールできている」という、自己効力感を持って「俺いけてる」って思ってもらうことが必要なんですよ。 そのためには、誰かから押し付けられたルールを守れているのでは、子どもはなんか気持ちよくなれないんですよ。
医学的には脳の中でドパミンが出ているわけなんですけれど、やっぱり「俺はできる」っていう感覚を持ってもらうためには、自分でルールを決めさせて「ちゃんとルール通りやれてるじゃん、偉いね」っていうふうな言葉をかけてあげるようなタイミングが必要で、親から押し付けられたそのルールを守ってもドパミンは出ません。










