高柳家は子ども4人の6人家族
18日、スーパーでの買い物から帰宅し、キッチンで食材を広げる愛知県一宮市の高柳智代さん(35)。
(高柳智代さん)
「1か月にすると4000~5000円、食費が上がっているのは感じる」
高柳さんは、5歳から小学4年生までの子ども4人を育てる母親。
とくにバスケットボールを習う息子3人は食べ盛り。食料品の値上げは、家計への打撃が大きいといいます。

(高柳智代さん)
「マヨネーズも高くなってると思いますし、牛乳もちょっとずつ高いかな…」
牛乳や野菜など、冷蔵庫の半分ほどのものが値上がりしたと感じています。さらに。
(高柳智代さん)
「いちばん『油』が高くなっているなというのは感じました。安いときは200円ぐらいで買えたのが今は380円とかになっている」

油は毎日使うもの。子どもたちが喜ぶ揚げ物などを作るときは、大量に消費するため、頭が痛いと話します。
(高柳智代さん)
「栄養のある物を食べさせたいとは思うけれど、値上がりしていると手が出ない食材もあったりする」
それでも、育ち盛りのこどもたちには、量は減らさず栄養のあるものをたっぷり食べさせてあげたいという高柳さん、調理の仕方で工夫を…。
(高柳智代さん)
「きょうは鶏のむね肉に豆腐を入れてハンバーグにしようかなと思ってます。やっぱり子どもが4人なので、量が要る。豆腐でかさ増しして量を増やそうかなと」
これまでは豚ミンチでハンバーグを作っていましたが、今は、豚ミンチよりもお値打ちな鶏のむね肉を使用。そこに豆腐も入れてかさ増し作戦で満足感をアップさせているんです。

(長男 智飛くん)
「おいしい料理を作ってくれたので、おいしく食べましょう。乾杯!」

家族みんなで夕食です。気になるお味は…?
(三男 智琉くん)
「ハンバーグがおいしい」
(夫 智哉さん)
「おいしい。ご飯が進む」
しかし、食費だけでなく値上げで頭が痛いのはこちらも。
年間光熱費は7万円UP
高柳家の電気・ガス代に注目しました。去年1年間の光熱費はおととしと比べると、およそ7万円も値上がりしているんです!そこでこんな工夫も。

(高柳智代さん)
「いろいろな部屋で暖房つけると光熱費が上がるので、子どもたちも宿題をリビングでやって、寝るまでリビングで過ごす」

この「家族団らん」も節約術なのです。
値上げの波に翻弄され続ける日々。いつまで続くのでしょうか。