2022年も残りわずか。正月の祝い酒に振舞われる樽酒の出荷作業が愛知県西尾市で最盛期を迎えています。

杉の木の樽に大きな“じょうご”で次々に注がれる清酒。

西尾市にある創業119年の酒造会社「尊皇蔵元」では、初詣の人たちなどに振る舞われる樽酒の出荷がピークを迎えています。

酒の入った樽には“こも”を巻き、大小の縄で縛り上げますが、熟練の職人でも一つ作るのに30分はかかるということです。

(山﨑合資会社 山﨑充千江代表)
「つらい時期が続いていますが、年の瀬くらいは皆で楽しく、お酒を飲んで。ことしの嫌なことを全て忘れて、新しい年に備えていただきたい」

12月末までに20樽ほどの樽酒が西三河地方の神社などに納められるということです。