クリスマスまで、あと4日と迫りました。「コロナ禍」3年目で、ことしは厳しい行動制限はないものの、物価高が進む中で迎える「聖夜」となります。大忙しの店を取材しました。

名古屋の街中は、どこもかしこもクリスマスムード一色。急激な物価高で、様々な「モノの値段」が上がっている中での「ことしのクリスマス」、売れ行きや消費の傾向は、どんな様子なのでしょうか。

そこで、名古屋市西区にある菓子問屋でうかがいました。

(堀商店 企画室 堀新太郎室長)
「夏前から仕入れた商品は『若干値上がり』、約1割前後の値上がり」

こちらの店では、安かった時期に商品を大量仕入れるなどして価格の維持に努めているとのこと。そんな中、新型コロナに関して行動制限が緩和されたことで、売れ行きに変化があるそうで…。

(堀商店 企画室 堀新太郎室長)
「イベントやパーティーを開く方が、おととし・去年よりも増えていて販売は好調です。(売れ行きは)コロナ前の状態に戻りつつある」

この時期、約30種類ものクリスマスグッズを取り扱っていますが、イベントの再開などでクリスマスギフトの需要も回復傾向なんだとか。では、どんな商品が売れているのでしょうか。

(堀商店 企画室 堀新太郎室長)
「お菓子のギフトですね。お菓子だけではなく、可愛らしい雑貨をセットにしてラッピングしたものが人気」

1つ1つ手作業で作っているという「お菓子ギフト」。雑貨と組み合わせて「店オリジナル」の商品として販売していて、売れ行きは順調とのことです。

(堀商店 企画室 堀新太郎室長)
「駄菓子も値上げの傾向があるが、値上げが少ない商品を選んで中身を入れ替えて、喜びが減らないように工夫しています」

では、街の人はことし、どんなプレゼントを買ったのでしょうか?

(男子大学生:10代)
「彼女へのプレゼントを買いました。友達に調査してもらって、欲しいものがブーツということで選びました。1万円~1万5000円の間ぐらい」

(女子大学生:20代)
「ゼミの先生にプレゼントしたい。感謝の気持ちを込めて」

(男性会社員:40代)
「プレゼント交換をしようということで、そのためのプレゼントを今買ってきた。これが誰かの手にいく。男女誰に当たってもいいように、そんなに高いものではない」

子どもへのプレゼントを買う、お父さん・お母さんに聞いてみると。

(3歳の母親:20代)
「仮面ライダーギーツの変身ベルトを買いました。(去年も)他の仮面ライダーのベルトです」

(1歳と5歳の母親:30代)
「サンタさんにお願いをしたんですがキックスケーターと音の鳴る絵本。全体に前より高くなっていると感じる」

(5歳の双子の父親:40代)
「(予算は)ちょっと抑えめ。子どもの年齢が上がっていくのに反比例して抑えている。だいたい(去年)1万円が(ことし)5000円」

皆さん、懐具合に厳しさを感じているようでした。