いじめ根絶へ。名古屋市立の小学校から高校までの校長と教頭を対象にした「いじめ防止」の講演会が行われました。
この講演会は名古屋市教育委員会が開いたもので、市内の校長と教頭らおよそ370人が参加しました。
講演会ではいじめ問題に取り組む元小学校長が、いじめは「解決」するものではなく「防止」することが大切だとした上で、教員は「いじめ」を監視するのではなく、子どもたちに起きないような環境作りをさせる必要があると訴えました。
(ヒューマン ラブ エイド 仲野繁さん)
「学校の子どもの大多数がいじめを許さない、反対だという子どもを多く作ることに精力を費やせばいい」
名古屋市名東区では2018年、当時中学1年生の齋藤華子(さいとう・かこ)さんが自殺し、再調査委員会が、部活動でいじめがあったと認定していて、12月、重大ないじめ事案について検討する再調査委員会を「常設」する条例案が可決しました。