交通事故死者数が多い愛知県… 1960年代のニュース映像で振り返る

悪質な交通違反は後を絶ちませんが、2025年、愛知県では、命に関わる交通事故は実は、減っているんです。

例年、交通事故死者数が全国的にも多い愛知県。今の形で統計を取り始めた1948年の死者数は181人で、自動車の普及に伴って年々その数は増え、1969年にピークとなります。

当時のニュースでは…

(1968年放送)
「“交通戦争”は、今まさにわれわれの身の回りでエスカレートしているのである。このおびただしい数の自動車が全国の道路を疾走している。テンポの遅い道づくりをよそに、小さな路地にまで車はあふれているのである。その中を、まるで泳ぐように走りまわる子供たち…」

交通事故死者数が急増し、「交通戦争」とまで言われた1960年代。子どもたちが犠牲になる、悲惨な事故も相次ぎました。ピークとなった、1969年の愛知県内の死者数は912人でした。