香嵐渓のルーツは、約600年の歴史を誇る「香積寺」

続いては、香嵐渓の中心、飯盛山の麓にあるお寺に向かいます。

(桜沢)
「この香積寺。ここに話題の絶景スポットがあるんですよ」

絶景を求めてやってきたのは、約600年の歴史を誇る「香積寺」。実は、香嵐渓誕生のきっかけになった場所ともいわれていますが、そのワケは…

(香積寺・松岡亮佑住職)
「香嵐渓のもみじは約400年前、江戸時代の寛永に三栄和尚という住職がいたが、三栄和尚が一本ずつ手植えしたのが香嵐渓のルーツ」

香嵐渓のはじまりは、香積寺の11世住職・三栄和尚が1634年に行った、カエデの植樹。その後、大正末期から昭和にかけて観光地づくりのため、地元住民らが数千本の植樹を行い、現在の香嵐渓の美しい風景が生まれました。