「今ごろ娘と一緒に過ごせていたと思うと、無念で仕方ない」
岐阜県総合医療センターでは、今回の医療過誤を受け、ナースステーションでのモニタの中断操作を原則禁止とし、30分ごとのチェックを義務付けるほかアラームの運用を見直す専門のチームを作るなどの対策を打ち出しています。
(夢唯ちゃんの母親 きょう)
「中断操作がされていなかったら、今ごろ家で娘と一緒に過ごせていたと思うと、無念で仕方ありません」

(岐阜県総合医療センター 桑原尚志院長)
「小児病棟だけではないと考えている。この病院だけでなく、多くの病院が危機感を持っている状態ではないかと推察する」
単純なチェックミスのために失われた3歳の命。しかしこの危険性は、他の病院にも存在しています。医療安全問題の第一人者、名古屋大学医学部附属病院 患者安全推進部の長尾能雅教授が重要な問題として指摘するのが、医療現場に広がっている「アラームへの意識の低下」です。










