下呂の温泉水でうなぎを養殖すると…価格や味にも特徴
稚魚のシラスの高騰に、人件費、エサ代も上がり、うなぎは「値段が下がる要因がない」のが現実。こうした中、下呂の「温泉水」が養殖事業の強い味方になっています。
では、消費者はいくらで食べることができるのか?
(伊藤社長)
「一般に出回る養殖のうなぎより1割か2割安く食べられる。今一般で1800円なので、1500円から1600円で購入できます」

ことしの土用の丑で初めて100匹を出荷し、実際にうなぎを食べた人たちからは、こんな反応が…。
(伊藤社長)「臭みが少なかったとか、思ったより柔らかかったと言われた」
実は、下呂の温泉水は「単純アルカリ泉」で、硫黄や重金属などが成分として含まれていないのが特徴。うなぎを安全に食べられるほか、源泉掛け流しで養殖するため、水が濁らず、臭みの軽減されるといいます。
養殖事業に参入した1年目から手応えを感じる伊藤社長。来年には1万匹の出荷を目指していますが、その先には、さらなる展望も描いています。










