(八百屋ダイニングやすべえ 鳴尾周飛店長)
「結構厳しいですね。ビニールハウスで育てる野菜は、24時間ガソリンたいて、温度の調節をしなくてはいけないので。原価もすごく上がっています。弁当の容器(の価格)が結構上がっていますね」

激安弁当店の店長さんだけでなく…。

(カチガワランドリー駅前店 金山容基店長)
「ハンガーも(価格が)上がっているし、ビニールも上がっている。もっと言うとタグなど紙製品も」


クリーニング店の店長さんからも嘆きの声が…。

その原因は「物価高」。ロシアによるウクライナ侵攻や急速に進む円安の影響で、物価が上昇。日銀も物価に関して、第2次オイルショック以来39年ぶりとなる「歴史的な高水準」と発表しました。

その影響は、こんなところにも…。愛知県豊橋市にある南部学校給食センター。豊橋市内14の小中学校のために、毎日およそ7700食分の給食を作っていますが…。

(豊橋市保健給食課 西村響子さん)
「学校給食にとっては、パンが大きく影響していて、昨年と比べて3円値上がりしている」

小麦の高騰でパンの値段も上がり、去年と同じようにパンを出すとなると、1日あたりおよそ10万円が余分にかかるといいます。

ほかに油なども値上がりしていますが、給食費を値上げして、保護者の負担を増やすわけにはいきません。そこで…。

(豊橋市保健給食課 西村響子さん)
「パンの種類を安いものに変えたり、肉の部位を変えたり工夫している」。

給食費を値上げしないために、鶏のモモ肉をムネ肉に変えたり、ふりかけを出す回数を月に2回減らすなどして、コストカットに取り組んでいます。


ちなみに15日の給食は、ごはん・牛乳・和風和え・じゃがいものそぼろ煮・しそひじきで、予定通りの献立でしたが、今後は、栄養価が減らないよう気を配りながら、月に4〜5回程度食材やデザートの量を変更するということです。

(豊橋市保健給食課 西村響子さん)
「少しの(給食費)値上げでも家計に負担がかかるので、限られた給食費でやりくりする」