「わが子が絵本に集中するのがわかる」
「マザリーズ教室」を開催している児玉さん。プログラムのひとつに、“怒った「あ」”や“楽しい「あ」”などの発声練習をして、声に感情を乗せる訓練があります。表現をコントロールすることで親が安心感のある声で絵本を読み聞かせられるように指導しているのです。
これにより、子どもはより集中して絵本の読み聞かせに耳を傾けるといいます。
(児玉さん)
「マザリーズ教室に参加したお母さんたちは、マザリーズレッスンに参加した後、絵本の読み聞かせをすると『わが子が集中するのがわかる』と話してくれる」
つまり、”赤ちゃん言葉”で語りかけることは、単なる愛情やかわいがるというだけでなく、子どもが成長していく中で役立つ大切な関わり方なのです。
さて、マザーリーズが愛情表現の一つということはお伝えした通りですが、こうした”赤ちゃん言葉”で語りかける対象は、赤ちゃんだけに限りません。
愛情を注ぐ対象や守ってあげたい対象であれば、例えば、犬や猫などのペットに対しても、つい「かわいいね〜」「よちよち」などと”赤ちゃん言葉”で話しかけてしまいます。これは、相手が人間でも動物でも、私たちの愛情表現の形は同じだということの現れなのです。













