けさ、名古屋駅近くで71歳の男が運転する車が横断歩道の歩行者3人をはね、1人が死亡し、2人が重傷を負いました。
事故を起こした車は、バスターミナルの入り口から逆走する形で飛び出し、青信号で横断歩道を渡っていた男女3人をはねました。

警察などによりますときょう午前7時40分ごろ、中村区名駅南の「下広井町」交差点で、バスターミナルの入り口を逆走してきた車が横断歩道を渡っている通行人を次々にはねました。
この事故で、歩行者3人が病院に搬送され、このうち愛知県稲沢市の会社員・田中幸子さん49歳が頭などを強く打ち死亡しました。
また、北名古屋市に住む36歳の会社員の男性と、清須市に住む48歳の派遣社員の女性がそれぞれ腰と首の骨を折る重傷を負いました。


警察は事故を起こした軽乗用車を運転していた、名古屋市北区の職業不詳・鳴海洋容疑者71歳を過失運転傷害の疑いで、現行犯逮捕しました。
(通行人)
「車が歩行者3人をひいて血だらけだと(と言っていた)。ヘリが飛んでいて、大きい事故があったんだなと」
現場は、名古屋駅から南側にある大学や企業に勤める人が歩く道で、普段から大勢の人が行き交う場所です。
鳴海容疑者は、事故を起こしたことは認める一方「人にぶつかっていない」と容疑を否認していて、警察が詳しい状況を調べています。







