「来た人にがっかりさせたくない」
そして、2人目のお客さんが。
(客)「教材がない状態になっちゃって…」
(倉橋さん)「じゃあ算数から数学にってことですね。1日1枚10分で終わって…」
(客)「ちょっとやってみます」
(倉橋さん)「前回多分これ?」
(客)「そうそう、こっちでちょっと頑張ってみる」

参考書2冊と文芸本5冊を買ったこちらの女性、実は倉橋さんの祖母、節子さんです。
(祖母・倉橋節子さん)
「たまたま孫が(書店を)始めるということになって、『(書店が)どんどんつぶれていくのにどうして?』って」
自分用に計算ドリルや文庫を定期的に買うのは、孫を応援するためでもあります。
(祖母・倉橋節子さん)
「準備をするときから見せてもらっているが、『来た人にがっかりさせたくない』という言葉を聞いたりすると、この書店を開く思いがそこにあるのかなと感じられた。だから、頑張ってほしいと思う」
