愛知県豊明市で、スマホの使用を1日2時間以内とするよう促す条例が、きょう10月1日施行されました。

豊明市はきょう、条例の施行にあわせて市民に考えてもらいたい内容が書かれた文書を、小中学生と保護者に配布しました。保護者向けには「最大の目的は睡眠時間の確保」「お互いに納得できるルールを」などと書かれています。

(豊明市 浅井俊一教育部長)
「条例の本文だけを見ても伝わらないところもあり、誤解がなく『1日2時間』というのが独り歩きしているのは、われわれの反省でもあるので、児童生徒の皆さんや保護者の方に本来の意味を伝えたい」

今回の条例は、子どもから大人まですべての市民が対象で、空き時間のスマホの使用を1日2時間以内を目安にするよう促す全国初の取り組みで、罰則はありません。

(豊明市民)
「(スマホ利用で)なにか悪影響が出ていると思わないので今のままでいい」
「(条例施行で)行動が変わるかと言うとそこまではまだ。『きょうは早く寝ようかな』くらい」

市は、きょうから250人の市民にアンケート調査を行い、条例が生活を見直すきっかけになったかを調べるということです。