医師「死亡とワクチンに因果関係ある」 国は「評価不能」
(女性)
「診療録の表紙を見ただけで、胸がどきどきして具合が悪くなる。救急病院の診断の医師も言っていたが、若い人が突然倒れて出血が止まらない…このような症例は見たことがないと。『ワクチンとしか考えられない』と私たち家族の前で説明した」
医師は、死亡とワクチンには因果関係があると国に報告を上げましたが、厚生労働省の結論は「評価不能」を意味するγ(ガンマ)。「分からない」というものでした。

(大石)
「臨床医が診た意見が覆ってしまう国の今の制度をどう思いますか」
(女性)
「審議会は全く機能していない。評価不能という名の『不明』。『不明』というのはまだ詳しく調べていないという状態なのに、それを『安全性に懸念はない』と発表してしまう。そこが明らかに矛盾している」

自然が好きだった息子。国の救済認定は受けられましたが、母親は健康被害に向き合わない国の姿勢に憤りを感じ、去年8月に始まった国家賠償請求の裁判に、原告として参加することを決めました。
(大石)
「今、まさに裁判中だが、息子さんにどんな報告をしたい?」
(女性)
「被害者が正しい主張をしているのだと認めてもらって、そして国も過ちを認めて、謝罪してくれたと、『ちゃんと認められたよ』と伝えたい」
