ワクチン接種直後に倒れた女性も“否認”

大阪市内に住む、立花みきさん(仮名)。立花さんも国の救済を受けられないでいます。

(大石)「お元気ですか?」
(立花さん)「ちょっと回復してきました。動悸がたいぶ収まりました。めまいもだいぶ収まった」

看護師だった立花さん。2021年に、接種を受け持っていた大規模接種会場で余ったワクチンの接種を受けた直後に倒れ、救急搬送されました。

しばらくして、起き上がるのも大変な全身の倦怠感などに悩まされるように。去年取材した際も、病院の待合室で座っていられず倒れ込んでしまう様子が。

(立花さん)
「心臓の違和感や不快感があります。頭もすっきりはしていないです」

3年前の2022年に国の救済制度に申請しましたが…「医療費・医療手当及び障害年金の不支給を決定しましたので通知します」などと記載が。

国からの通知には、接種直後に倒れたのは通常起こる副反応の範囲であり、その後起きた体調不調はワクチンとは関係ないとして、申請は認められなかったのです。