生きたウナギは約9割が中国からの輸入
日本におけるウナギの輸入元を見てみると、生きたウナギは約9割、加工品にいたっては、ほぼ100%が中国からの輸入です。もし、その中国が輸出許可を出さなかった場合どうなってしまうのでしょうか?

(大石邦彦アンカーマン)
「日本のウナギのさまざまな団体、ウナギ屋さんも含めて(国際取引が)規制されてしまったら商売あがったりだと思うんです。日本のウナギ業界に多大な影響が出ると思いますが?」
(海部教授)
「日本が輸入しているウナギが規制の対象になり、本当に輸入ができなくなった状態。つまり、いくつかのタラレバが重なった場合という前提になりますけれども、もちろん影響は出てくるのだと思います。それで影響が出ないと考える方が少々難しいことだろうと。例えば安く提供されているウナギが流通しにくくなるようなことが起こってもおかしくないのではないかと思います」

輸入に依存する日本のウナギ業界。中国が日本に対し輸出許可を出す可能性について、海部教授は。
(海部教授)
「輸出許可を出すかどうかということは、日本政府が決められることではなく、原産国が決めることなので、非常にわからない部分が多いということになります」
