25日未明、愛知県春日井市の河川敷でイノシシ2頭が目撃されました。この2頭は11月20日、21日に名古屋市内で目撃された同じ個体である可能性が強く、春日井市が注意を呼び掛けています。
(記者)
「25日未明、こちらの河川敷で、またイノシシ2頭の目撃情報がありました」
25日午前2時ごろ、春日井市神領町(じんりょうちょう)の庄内川の河川敷で、「イノシシ2頭を目撃した」と110番通報がありました。すぐに警察官が現場に出動しましたが、イノシシの姿は確認されませんでした。

庄内川を挟んで反対側の名古屋市守山区では、11月20日に区内を流れる矢田川の河川敷にイノシシが現れました。
2頭のイノシシは矢田川の川沿いや北区の路上などで相次いで目撃されていましたが、21日の夜を最後に、目撃情報は途絶えていました。
春日井市によりますと付近では、この数年間目撃情報はなく、25日見つかった2頭は名古屋で見つかったイノシシが、庄内川を渡り春日井市に来た可能性があるということです。
(春日井市民)
「(名古屋市でイノシシが出たという)ニュースを見たときに、子どもには『気を付けて。見たらすぐ逃げて』ということは言いました」

25日目撃された現場のすぐ近くには幼稚園もあり、園では注意喚起の張り紙を用意、小学校では担任らが児童の下校を見守りました。
春日井市はイノシシを見つけた場合「ゆっくりと後退して静かにその場を立ち去り、警察や市に連絡してほしい」と呼び掛けています。