先週金曜日から停電が続いていた岐阜市中央卸売市場。大部分が復旧し、あさってから全面的に営業を再開します。

けさの岐阜市中央卸売市場。規模を縮小した競りには、普段通りの照明が戻っていました。

(仲買人)
「色鮮やかによく見えたので本当に安心」

大きな混乱を招いた、停電。先週土曜日の競りは、異例のものになりました。

「マジで分からん!」
「何色やて、これ…」
「全然分からんわ」

暗がりでは「魚のプロ」も目利きの力を発揮できず…いつもより3割ほど安値でしか買い手がつかない業者もいました。

また、水槽に酸素を送る装置が止まり、競りに出す直前のタイ1000匹以上を廃棄した業者も。損害額は明らかになっていませんが、被害は広い範囲に広がりました。

(市場関係者・今月26日)
「コンピューターも止まっている。きょうは業務がなんともならん。何億円の損害じゃないか」